大阪大学が、がん治療などで遺伝子情報を読み取る装置の試作モデルを国内で初めて開発しました。
大阪大学が開発したのは「生体分子シークエンサー」の試作モデルです。
「生体分子シークエンサー」とはDNAなど生体分子の配列を検出して遺伝情報を読み取る装置で、個々のがん患者に適した治療薬を決めるために使われています。
しかし、現在国内で使用されているのはすべて海外製で、保険適用のがん検査も増える中、国費やデータの海外への流出などが懸念されていました。
阪大の試作モデルが実用化されれば検査費用の大幅な削減などが期待できます。
(大阪大学・産業科学研究所・谷口正輝教授)「装置のコスト、検査のコストを格段にに減らせる。より安い検査費用でゲノム検査ができると思う」
阪大は5年後の実用化を目指しています。
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