経営再建を目指す鹿児島市の山形屋に、1日、家電量販店と文具店がオープンしました。
(記者)「きょうオープンした丸善とエディオンのフロアです。おなじみの鹿児島雑貨はそのままに、豊富な文具や山形屋ではこれまで見なかったパソコンなどの家電も並んでいます」
鹿児島市の山形屋2号館5階にきょうオープンしたのは、家電量販店の「エディオン」と、文具店「丸善」です。
8月30日に閉店した文具雑貨店「What」の跡地およそ400平方メートルのスペースで、エディオンはエアコンやテレビなどの家電をおよそ1500点、丸善は万年筆や手帳などの文具をおよそ1万5000点販売します。また、「What」で土産物として人気だった鹿児島グッズも引き続き販売します。
(買い物客)「エディオンの加治屋町店が閉店してから宇宿店に行っていた。山形屋に出来て便利になった」
(買い物客)「デパートの新しい雰囲気を作ることで、みんなの足が店に向くと思う」
山形屋は去年12月、360億円の負債を抱え、私的整理の一種「事業再生ADR」を申請しました。2店舗の出店は事業再生計画の一環で、幅広い年代の客層の集客と店舗活性化に繋げたいねらいです。
(山形屋広報担当 坂口博英部長)「これまで山形屋に足を運んでこなかったお客さまにも、これを機に山形屋に来店いただけるのではと期待」
また、山形屋では1日から京都の食品や工芸品を集めた物産展「大京都のれん市」も始まりました。会場には秋をテーマにした上生菓子や和ろうそくなどが並びます。42回目となる今年は、去年より1100万円多い9000万円の売り上げを目指しているということです。
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