コロナ禍で、予定されていた結婚式を諦めていた夫婦が、思い出の場所、天童市で4年越しの結婚式に臨みました。

藤井響樹アナウンサー「2人の思い出の場所となっている山形県総合運動公園です。きょうは空もすっきりと晴れていて涼しい秋風も吹いている。二人の新しい門出を祝うのにふさわしい1日です」

参加者に祝福されながらバージンロードを歩いたのは山形市の小松田(こまつだ)恭平(きょうへい)さん、ひかるさん夫婦です。

2人は山形大学の学生時代に出会い、2018年の12月に入籍し、2020年に結婚式を挙げる予定でした。

しかしコロナ禍で延期の末中止に。その後、式を挙げることを諦めていました。

その後2人は、様々な理由で結婚式を挙げられなかった夫婦に式をプレゼントする「夢婚」に応募し48組のエントリーから選ばれこの日を迎えました。

「夢婚」を行っている山形ウェディング協会 早坂和男 会長「大小問わず結婚式を行うことが2人の人生の門出になり、ご家族や多くのご友人の方々が祝福してくれる一生に一回の素晴らしい機会だと思います」

2人にとって県総合運動公園は特別な場所です。

ひかるさんが山形ワイヴァンズのチアリーダーとして働いていたころ、ホームアリーナのある県運動公園に恭平さんは何度も通ったそうです。

そんな2人の愛を育んだ思い出の場所で行われた4年越しの結婚式。

長男・優陽君がリングボーイの大役を務めました。

多くの参加者に見守られながら2人は永遠の愛を誓い合いました。

小松田恭平さん「歩いてくるときについ涙を流してしまうぐらい、感慨深い思いでした」

ひかるさん「思い出の懐かしい場所で懐かしい人たちと一緒に(この日を)迎えられてすごく温かい気持ちになりました」

優陽くん「(Qきょうのパパとママどうだった?)かわいかった」

諦めていた結婚式を夢婚で実現させた小松田さん家族。

様々な人への感謝を伝え、一家の新しい日常が始まりました。

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