4月27日から「最大10日間」というゴールデンウィーク(GW)がスタートします。

円安が加速しているということで、過ごし方は「安・近・短」なのかもしれません。

一方、東京の羽田空港では、やはり海外に行きたいという人たちで、出国ピークを迎えています。

【羽田空港 4月26日午前9時過ぎ】
(フランスに行く夫婦)
「1ユーロの換金レートが170円位になっていた。少し前とは全然違うので苦しい。朝食と昼食をテイクアウトで安く出費を抑えようと思います」

羽田空港の国際線は26日、27日が出国のピーク。

いずれも3万6000人ほどが利用する見通しです。

記録的な円安ですが、全日空と日本航空によると、ハワイ便やヨーロッパ便などが好調で、全日空のハワイ便はGWとしては過去最多の予約数となっています。

【成田空港 4月26日午前7時半ごろ】
(セブ島に行く家族)
「セブ島に5日間。いつもだったらハワイ行きたいなと思っていたんですけど、為替の影響が大きかったので、近場のアジアで楽しもうかなと」

中部空港の国際線も27日が出国ピークで6954人。
入国のピークは、5月6日で6611人の利用が見込まれています。

東海道・山陽新幹線「のぞみ」 GW中は“全席指定”に

【JR名古屋駅 4月26日午前10時ごろ】

(福岡県に帰省の男性)
「福岡に帰省する」
Qお休みはどれくらい?
「10連休です」

(山口県に帰省の女性)
「1か月前から予約。指定席がいいので」

東海道新幹線の「のぞみ」はGW中の混雑を避けるため、4月26日から5月6日まで、1編成に250席ある自由席を全て取りやめ、全席指定席で運行します。

これまで時間帯によっては早くから指定席が満席になったり、始発駅以外から乗る利用客の中には席に座れない場合もあり、自由席への乗り降りに時間がかかり列車に遅れが出たこともありました。

このためJR東海と西日本は、前回の年末年始8日間に引き続き、全席指定席で運行します。

東海道新幹線 一部の「のぞみ」に「お子さま連れ車両」も

このため…

(乗客の男性)
「1号車1番A席というのが珍しくて予約した。(切符は)持って帰らせてもらいます」

この男性、京都に帰るのに、普段は指定席ではない「のぞみ」1号車に乗車。しかも、1列目のA席を確保できてご満悦の旅…

さて、東海道新幹線「のぞみ」は4月11日時点で、コロナ禍のGWを上回る139万席が予約済み。


全席指定席となったことで、予約可能な席数は去年と比べると期間中あわせて122万席ほど増えていますが、名古屋駅の下りでは5月3日午前中にすでに混雑がみられるということです。

また、東海道新幹線では4月26日から5月6日まで、一部の「のぞみ」指定席に「お子さま連れ車両」を設定。

座席はEXサービスでの指定や、駅や旅行会社の窓口でも購入可能です。

この車両は期間中あわせて29本の運行で、「のぞみ」12号車に設けられます。

遮断機と警報機がない“第4種踏切” 「右と左を確認して」と児童に…

【岐阜・恵那市 4月26日午前7時半過ぎ】
(警察官が子どもたちに)
「右と左 確認して、電車が来ていないのを確かめて渡ってね」

26日朝、岐阜県恵那市では恵那警察署の署員や市の職員らが、恵那市立明智小学校の児童に対して、遮断機と警報機がない「第4種踏切」の安全な渡り方について指導しました。

4月6日に群馬県高崎市の第4種踏切で、小学4年生の女の子(9)が列車にはねられ死亡した事故もあり、警察官らは渡る前に踏切の前で立ち止まる、左右を確認するといった渡り方を丁寧に指導しました。

(恵那警察署 丸山善雄署長)
「長い休みの間には、行動範囲や遊ぶ場所が広がるので、その中で事故がないように気を付けていただければ」

行動範囲が広がるGW中の事故には、十分気を付けたいものです。

【三重・鳥羽市 4月26日午後2時過ぎ】
また、三重県鳥羽市では、警察官が市内のレンタカーショップを訪ねました。

過去に鳥羽市と志摩市で起きたレンタカー事故の情報が記載された地図を、店から利用者に渡してもらうためで、600部配りました。

三重県ではことし3月末までにレンタカー事故が366件。

ゴールデンウイーク中の安全運転を呼びかけました。

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