裏金問題をめぐり、議員辞職した堀井学氏に代わる候補者として、自民党北海道9区支部は、29日の選考委員会で34歳の会社経営者の男性を選出し、党本部に推薦することを決めました。

松本雅裕記者
「苫小牧の会場では、次の立候補予定者を決める2回目の投票が行われています」

自民党北海道9区支部が29日開いた選考委員会。

投票の結果、次の衆院選の立候補予定者に、東京のコンサルティング会社社長、松下英樹氏34歳を選出し、党本部に推薦することを決めました。

 松下氏は、支部の候補者選考に応募し、9月8日の討論会では、国政に懸ける思いを北海道胆振・日高地方の党員らに訴えていました。

松下英樹氏(34)
「新しい人材が、いまの政治、自民党に求められている」

「胆振・日高地方選出の議員として、しっかりと取り組んでいかなければならない」

この選考では、松下氏を含む3人が名を連ねていました。

 しかし、選考委員の1人が候補者の1人について「支部長として適さない」などと発言。

ほかの委員の投票に影響した可能性があるとして、投票をやり直す異例の事態となっていました。

 29日の選考委員会で行われた「再投票」では、得票数は非公表でしたが、3人の中でトップの票数を得た松下氏が、候補予定者に選ばれました。

松下氏はHBCの取材に「選考プロセスに不満はない。短期決戦になるので、胆振・日高のために必要と思ってもらえるよう選挙戦を勝ち抜けたい」と話しています。

 北海道9区では、立憲民主党は現職の山岡達丸氏(45)、共産党は新人の立野広志氏(67)が立候補を表明しています。

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