自民党の石破茂総裁が10月9日に衆議院を解散し、衆院選を27日投開票の日程で行う方針を表明しました。衆院選をめぐっては富山1区の自民党富山市連で現職・田畑議員を推すかどうか、蜷川支部のアンケート結果で反対が上回りました。

次の総理大臣となる自民党の石破茂新総裁は、衆議院を10月9日解散して衆院選に臨むことを表明。衆院選の日程は、10月15日公示、27日投開票です。

これによって富山県内では県知事選、氷見市長選、県議補選高岡市選挙区と、最大で4つの選挙が10月27日投開票の日程で展開される見通しとなりました。

このうち氷見市長選については30日、立候補予定者に対する事務説明会が開かれ、新人1陣営ののみが出席し無投票の公算が大きくなっています。

衆院選の富山1区をめぐっては、今月8日、富山市連が田畑議員を公認候補として推すことを決めましたが、この決定に唯一反対した蜷川支部が支部の党員の声を聞くとしてアンケートを独自に実施しました。

政治とカネの問題への対応への反対か…

蜷川支部は田畑議員を推すかどうかを問う独自アンケートの結果を富山市連の中川忠昭支部長に報告しました。

蜷川支部の山本繁之支部長によりますと、アンケートには支部の党員100人が回答、田畑議員を推すことに賛成が47人、反対が53人だったということです。

自民党富山市連蜷川支部 山本繁之支部長「反対に関しては、このような政治とカネということに非常に注目を浴びる中、それにきちんと対応していないことに対する強い反対というのがあったと思います。賛成の中にはいま、富山第1区で自民党の推薦候補として誰を出せるのか、いないじゃないか、仕方ない、12年も育ててきた田畑さんを下ろしてしまっていいのかというようなことで賛成という意見が多かったように思います」

田畑氏公認、アンケート結果で変わらない…

山本支部長によりますとアンケートで賛成と回答した理由として「他に候補者がいないから仕方がない」といった意見が多かったということです。

賛成反対が半々に割れた今回のアンケートの取り扱いについて富山市連の中川支部長は…。

自民党富山市連 中川忠昭支部長
「賛成反対で半々であったと伺いました。この結果については、もちろん選挙戦に生かしていきたいなと考えています」「本人がそういう自覚を持って反省をしてやると活動していくと、これに尽きると思うんです」

中川支部長は、富山市連として田畑氏を公認候補とすることは、アンケートの結果では変わらないとしています。

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