職員らに対するハラスメントが認定された愛知県の東郷町長と岐阜県の池田町長の辞職について、それぞれの町議会が4月26日、全会一致で同意しました。

(岐阜・池田町 岡﨑和夫町長)
「相手に対する気持ちが欠けていた。特に独りよがり、裸の王様だった」

25日の会見で自らを「裸の王様だった」と振り返った、岐阜県池田町の岡﨑和夫(おかざき かずお)町長(76)。

「キスしようとしたりお尻を触った」など女性職員ら15人に対するセクハラ行為が認定され、25日に町議会の議長に辞職願を提出していました。

これを受けて26日、臨時の町議会が開かれました。

町議会は岡﨑町長の辞職に全会一致で同意。

26日付での辞職が決まりました。

(岡﨑町長)
「町民の皆さま方、あるいは今回の15人の皆さんを含めて、大変迷惑をかけた。池田町の名前についても傷をつけたのではないかと」

自らのセクハラ行為で、2003年から21年勤めた町長の職を辞することになった岡﨑町長。

町長室の後片付けをして、午後2時過ぎに役場を後にしました。

愛知・東郷町長の辞職はなぜ5月2日? 「必要な公務が残っているため」

一方、もう一人、ハラスメント問題で辞職願を提出した愛知県東郷町の井俣憲治(いまた けんじ)町長(57)。

「死ね」「飛ばすぞ」など、職員に対する発言がハラスメントにあたると認定されていました。

こちらも26日…

(東郷町議会)
「町長の辞職願に同意することに異議はありませんか?」
「異議なし」

町議会は、井俣町長の5月2日付での辞職に全会一致で同意しました。

5月2日付で辞職することについて、井俣町長は「必要な公務が残っているため」と説明していますが、5月まで在籍すれば6月に約174万円のボーナスが支給されます。

これを受け取るかどうかは「検討する」ということです。

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