熊本県内でバスや私鉄を運行する5社は30日、「Suica」など全国各地で相互利用できる10種の交通系ICカードによる運賃決済を11月15日に終了すると発表した。決済端末の更新費用が高額となるため。地域限定のICカードや現金は引き続き利用できるため、乗客の約75%に影響はないとしている。  5社によると、全国相互利用のICカードを導入した後、離脱するのは全国で初めて。  5社は九州産交バス、産交バス、熊本バス、熊本都市バスと、鉄道とバスを展開する熊本電気鉄道。昨年度、5社の路線バスの赤字は総額36億円に上り、決済端末の更新費用約12億円を支出せず経営の効率化を図る必要があると判断した。


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