軽くて、クッション性に優れ、さらには低価格ということで、市民ランナーの間で人気が拡大している『台湾サンダル』。

この台湾サンダルでしか出場できない大会が、9月15日に熊本で開催されました。

出場資格は「台湾サンダル」で走ること

主催「台湾サンダルマラソンスタートです!」

15日、熊本県民総合運動公園で ”記念すべき第1回大会” が開催された台湾サンダルマラソン。出場資格は「台湾サンダルを履くこと」で、77人が出場しました。

坂田勝美さん「ひとりぼっちで走っていたので、まさか大会が開けるなんて思っていなくて、スタートの瞬間を見た時、うるっとしました」

坂田勝美さん

そう語るのは、坂田勝美さん。今年2月の熊本城マラソンを台湾サンダルで完走した ”熊本における台湾サンダル愛用の第一人者” でこの大会を発案しました。

実は、坂田さんたち、台湾サンダルを着用した市民ランナーの姿は、全国ネットの「THE TIME,」でも放送され、人気が急拡大中!

9月、熊本市の鶴屋百貨店で開かれた台湾フェアには、2月に取材した兵庫県の販売店・小部本舗(こべほんぽ)が出店していて賑わいを見せていました。

売り上げは “去年の5倍”

購入者「テレビで話題になっていて、ぜひとも履いてみたいなと思って」

テレビ放送後の盛況ぶりについて聞いてみると。

小部本舗 阿部雅哉さん「夜も寝られないくらい(全国へ)発送していました。そこから今までずっと売れ続けて、去年の5倍くらいは売れています」

そして、愛用者は今やランナーだけに留まらず、馬を引き連れ熊本市の中心部を練り歩く藤崎八幡宮例大祭の神幸行列にも…。

「全然痛くないです。最高たい。最高最高!」

そして、台湾サンダルが繋いだ縁もあります。

縁を繋げてくれたサンダル

社会人1年目の横江沙央莉(よこえ さおり)さん。今年4月に、初任地として熊本へやってきました。横江さんは北海道出身で熊本には親戚も友人もいませんでしたが…。

横江沙央莉さん「熊本に来てすぐに台湾サンダル興味あって、買えませんかと。坂田さんにメッセージを送ってここで会ったのがきっかけです」

大学時代からフルマラソンが趣味という横江さん。台湾サンダルを通してあっという間に熊本にランニング仲間ができました。

横江さんは、もちろん、15日の大会にも出場。この大会は選手だけでなく、運営スタッフも台湾サンダルを着用する徹底ぶり。

さらに取材中の沖村考祐アナウンサーも。

沖村考祐アナウンサー「走っている感覚はほぼ裸足で、軽いです。特にかかとのクッションがしっかりしているので走りやすいです。良い並走取材ができそうです」

北海道出身の横江さん、無事にハーフマラソンの部を完走しました。

横江さん「台湾サンダルを履いてなかったらこういう大会も出ていないし、みなさんと知り合えていなかったので、本当に(出会いを)つなげてくれたという感じのサンダルなので出会って良かったなと思います」

大会発案者の坂田さん「台湾サンダルというキーワードをみなさんに知ってもらって集まってくれる機会をまた持てればと思います」

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