10月も続く値上げラッシュ。
食品約3000品目や郵便料金に加え、10月から先発医薬品への“料金上乗せ”も始まります。
ジェネリック医薬品を選ぶと負担増?
10月から医薬品の制度が変わります。
医療機関で診察を受けたときに医者から処方される「医療用医薬品」。
新規で開発された「先発医薬品」の他に、同じ有効成分の後発品である「ジェネリック医薬品」があります。「ジェネリック医薬品」は開発費も少なく、その分価格も安くなっています。
しかし東京都社会福祉保険局のアンケートによると、ジェネリック医薬品に対し「効き目に不安がある」「副作用が心配」などで先発医薬品を選ぶ人も。
厚生労働省は国の医療費を抑えることや、ジェネリック医薬品普及のため、先発医薬品を選んだ場合は自己負担額を引き上げるとしています。
10月からは、先発医薬品を選んだ場合、差額の4分の1(+消費税)を上乗せして請求されます。
例えば、先発医薬品が1錠100円でジェネリックが1錠60円の場合、差額は40円。
差額4分の1の10円+消費税1円で、先発医薬品は11円上乗せとなり、111円となります。
上乗せの対象は1095品目
料金が上乗せされる対象の医薬品は塗り薬・飲み薬・湿布など1095品目。
赤ちゃんなどにも処方される皮膚保湿剤「ヒルドイド」も含まれています。
クリームタイプ「ヒルドイド」100gの場合、現在3割負担の人の自己負担額は555円⇒813円となります。
また、料金が上乗せされないケースもあります。
▼医師が先発医薬品を必要だと判断した場合
▼薬局にジェネリックの在庫がない場合
弁護士 八代英輝:
ジェネリックの製薬会社で一部不正があったりしてちょっと信頼が揺らいだというところはあるんですけれども、基本的に成分が変わらないというのは一緒ですから。医療費は増え続ける一方ですから、こういった形で後発でも信用できるところのものはどんどん利用していければいいのかなと思います。
恵俊彰:
処方されて薬局に行くと「ジェネリックでもよろしいですか」と聞かれますもんね。
江藤愛アナウンサー:
私も最初に「ジェネリックでいいですか?」と言われた日のことを忘れてないです。最初は戸惑いもありましたがだんだん慣れてきてジェネリックになりましたが、その度に「ジェネリックで体調悪くないですか?大丈夫ですか?」と聞かれるので、そういったことに一つずつ向き合っていくのがいいですね。
恵俊彰:
選択権はこっちにあるわけですからね。
こちらもいろいろ学習しなければいけないのかもしれません。
(ひるおび 2024年9月30日放送より)
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