40年以上の歴史をもつ国内最大規模のフラワーデザインの大会で、大分市で生花店を営む戸川力太さんが日本一に輝きました。

大分市にある「花の店とがわ」の社長・戸川力太さん(38)は、2024年6月に愛知県で開催された「ジャパンカップ・フラワーデザインコンテスト」に出場。約100人が集う中、見事全国の頂点に立ちました。大分県内では初めてとなる快挙です。

戸川さん:
「色のつながり、形のつながり、季節感を大事にしています。お花を生けているときが一番楽しい」

戸川さんは27日、県庁を訪問して佐藤樹一郎知事に大会の喜びを報告しました。

戸川さん:
「きっかけは、おじいちゃんの葬式なんです。おじいちゃんがフラワーデザインを広めようと頑張っていたと聞いて始めることにしました」

東京南青山での修業を経て、大分に戻った戸川さんは、フラワーデザインの大会と出会い、挑戦を続けてきました。長年の目標だった全国規模の大会で優勝した今でも、県外のフラワーアーティストのもとに通って、花の生け方を学び続けています。

戸川さん:
「一つとして同じものはない。華やかできれいというよりも、心にしみるような物語を感じる作品をつくっていきたい」

代々受け継いできた店を守りつつ、世界規模の大会へ向けて戸川さんの挑戦は続きます。

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