いわゆる袴田事件のやり直しの裁判=再審で無罪判決が出たことを受け、同じく無実を訴えている大崎事件の原口アヤ子さんを29日、支援者らが激励しました。

1966年に静岡県で一家4人が殺害された袴田事件の再審で、静岡地裁は今月26日、死刑が確定していた袴田巖さん(88)に無罪を言い渡しました。

29日は、1979年の大崎事件で殺人罪などで10年間服役したものの、一貫して無実を訴え、再審を請求している原口アヤ子さん(97)のもとを支援者が訪れ、激励しました。

「原口アヤ子さんの番だよ、分かる?」

そして、袴田巖さんの姉・ひで子さんからビデオメッセージが送られました。

(ひで子さん)「アヤ子さん、応援してくださった皆さん、ありがとうございます。皆さんのおかげで無罪を勝ち取りました。どうもありがとう」

(原口アヤ子さんを支援・武田佐俊さん)「しきりに頷いていたことが印象的だった。これでもかと罪をかぶせる、この国の司法のあり方を変えなければいけない」

原口さんは4回目の再審請求中で、今後、最高裁が判断し決定を出します。

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