奥能登を襲った記録的豪雨では依然、6人の行方や安否がわかっておらず、28日も各地で大規模な捜索活動が行われています。石川県能登町と輪島市門前町では、28日午前、1人の遺体がそれぞれ相次いで見つかり、警察で身元の確認などを進めています。

消防によりますと、能登町北河内の捜索現場で、28日午前10時半すぎ、1人の遺体が見つかり消防隊により収容されました。遺体はダム付近で見つかり、年代や性別はわかっていません。能登町北河内では68歳の女性の行方がわからなくなっており、警察や消防などでは28日朝から捜索活動を行っていました。

また消防によりますと、輪島市門前町皆月の捜索現場では、28日午前11時半前、年配の成人女性と見られる1人の遺体が見つかりました。遺体は海岸で見つかり、着衣などはなかったということです。門前町皆月では75歳の女性の安否がわかっておらず、警察で関連などを調べています。

一方、輪島市の塚田川河口付近では、午前6時から自衛隊や海上保安庁など総勢530人態勢で捜索が行われています。捜索は7台の重機を使うなど、海岸を中心に行われています。塚田川では今回の豪雨で住宅4棟が流され、男女あわせて2人が死亡、中学3年生の女子生徒と80歳の男性の安否がわかっていません。

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