フィリピン東の海上で台風18号発生へ 発達しながら北上か
28日午前0時現在、気象庁はフィリピンの東の海上の熱帯低気圧が24時間以内に台風18号に発達する見込みと発表しています。この熱帯低気圧は台風へと発達したあと、10月に入って沖縄周辺から東シナ海を北上して九州方面と進む可能性が出てきています。気象庁やアメリカ・ヨーロッパの海外予報機関の予想もあわせて見ていきます。
気象庁(JMA)
台風18号になる予定の熱帯低気圧は、このあと次第に発達しながら進路を北向きへと変えます。10月に入ると強い勢力で先島諸島付近へと進む予想です。このあと暴風域を伴うようになり、沖縄の周辺海上に達する頃には強い勢力へと発達する見込みです。
アメリカ・ヨーロッパも北上予想 強い勢力で九州方面へ接近も
アメリカ海軍(JTWC)
アメリカ・ハワイにあるアメリカ軍の合同台風警報センター(JTWC)の情報です。ここでは監視すべき対象となりうる熱帯低気圧についての情報や台風となった場合の警戒情報などが表示されます。28日午前0時の時点で、台風17号と台風18号の2つの進路予想を発表しています。
進路を次第に北寄りへと変えて沖縄周辺へと発達しながら北上する予想です。最大風速の予想をみると強い勢力へと発達する予想となっています。
アメリカ海洋大気庁(NOAA)
アメリカ海洋大気庁はアンサンブル予報の結果について発表しています。「アンサンブル予報」は、数値予報の計算に使う最初の値をわずかに変えたものを複数計算して、その平均やばらつきの程度といった統計的な情報を用いて進路を確率的に予想するものです。
フィリピンの東海上の熱帯低気圧については北上して東シナ海から九州方面へと進む予想データが多くなっています。まだ予報のバラツキはありますが、進路のブレ幅はこれまでよりはそろってきています。
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)
ヨーロッパの予想もアメリカの予報モデルとほぼ同じようなコースを示しています。
台風18号は先島諸島を通過後、東シナ海を北上して九州接近か
気象庁やアメリカ、ヨーロッパのアンサンブル予報モデルの結果のうち、10月3日(木)夜9時の予想結果の一部です。東シナ海を北上して九州付近へ接近する可能性を示すデータが増えてきました。日米欧のいずれの予想も同じような傾向を示し始めています。
気象庁のアンサンブル予報とは別の計算予想モデルの結果でも沖縄周辺の海上に北上してくる可能性を示しています。
【画像で確認】台風17号・台風18号の影響は?10月3日(木)までの雨・風シミュレーション
台風17号は関東の南の海上を北上 関東の沖合を通過へ
気象庁(JMA)
アメリカ海軍(JTWC)
アメリカ海洋大気庁(NOAA)
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)
気象庁・アメリカ・ヨーロッパのそれぞれの進路予想は<台風17号の進路予想>から確認いただけます。
【画像で確認】台風17号・台風18号の影響は?10月3日(木)までの雨・風シミュレーション
※台風の最新情報については気象庁発表する台風情報をご確認ください。
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