おととし4月、北海道知床半島沖で発生した観光船の沈没事故で、逮捕された運航会社社長の桂田精一容疑者の勾留の延長が、27日に決まったことがわかりました。
弁護人は裁判所の決定に対し、即日不服を申し立てました。
おととし4月、知床半島沖で観光船「KAZUⅠ」が沈没した事故では、乗客乗員26人が死亡、または行方不明となり、今月18日に、運航会社社長の桂田精一容疑者61歳が、業務上過失致死などの疑いで逮捕されていました。
桂田容疑者の10日間の勾留期限は、今月29日まででしたが、釧路地検は27日、桂田容疑者を20日間勾留するための勾留延長請求を裁判所に行い、延長が認められたということです。
延長によって、桂田容疑者の勾留期限は来月9日までとなり、地検はそれまでに処分を行います。
桂田容疑者をめぐっては、弁護人が当初から「聴取には応じていて、身体拘束の必要はない」として釈放を求めていました。
勾留延長の決定を受けて弁護人は27日、裁判所の決定に不服を申し立てる準抗告を行ったということです。
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