過去最多の9人が立候補した自民党の総裁選挙は、決選投票の結果、石破氏が高市氏を破り新総裁に選ばれました。福岡や佐賀の国会議員からは、「未来の道を切り開くリーダーであって欲しい」と期待の声が多く聞かれました。
過去最多の9人の戦いとなった自民党総裁選。
東京の自民党本部には、投票を前に、国会議員が続々と入っていきました。
自民党福岡2区 防衛副大臣 鬼木誠 衆議院議員 (小林鷹之氏支持)「いよいよだなという感じですね」「Q決選投票になる見方が強いが誰に投票するかは決めている?」「心の中では決めています。これからの日本の非常に厳しい環境の中で誰がふさわしいかということで考えました」
「国会議員票」と「地方票」あわせて736票で争われる自民党総裁選。
地方票は、福岡県では高市氏がトップ佐賀県では石破氏がトップでした。
国会議員による投票と地方票をあわせた結果はー
トップは高市早苗氏で181票、次いで石破茂氏で154票、3位は小泉進次郎氏で136票でした。
過半数が取れなかったため高市氏と石破氏の決選投票となりました。
その結果はー
1回目の投票で2位だった石破氏が高市氏を破り、自民党総裁に選ばれました。
自民党 石破茂 新総裁「この日本国をもう一度みんなが笑顔で暮らせる、安全で安心な国にするために石破茂全身全霊を尽くしてまいります」
新しい総裁に選ばれた石破氏について福岡・佐賀の国会議員はー
自民党福岡7区(旧岸田派) 藤丸敏 衆議院議員「これから日本の国をどういうふうに進めていくか、そういう国家観を石破さんは持っている。それにみんな協力していく」
比例九州(旧茂木派) 古川康 衆議院議員「やっと党が一つになれる。ほっとしたという思いです。石破新総裁を引っ立てて、みなさまにとにかく信頼を取り戻すというのが今回の選挙の大事なポイントだと思う」
福岡11区(旧岸田派) 武田良太 衆議院議員「未来の道を開くリーダーであってほしい。そして自民党がいま再び蘇って、これからもなお国民からしっかりとした付託を受けられるような政党に生まれ変わる。それを率先して先頭に頑張っていただきたいと思います」
自民党と連立政権を組む公明党の議員は、派閥の裏金事件を踏まえて、信頼回復を進めるよう求めました。
公明党福岡選挙区 秋野公造 参議院議員「国民の生活を危機に陥れるということ、それから国民の政治への信頼を失わしめること。ここは絶対に止めてもらいたい」
一方、立憲民主党の選挙対策委員長で佐賀県選出の大串博志氏はー
立憲民主党 佐賀2区 大串博志 選挙対策委員長「与党政権を過半数割れに追い込むと、各野党のみなさんと連携して力をあわせていくということが私は必要だと思います」
秋には解散総選挙が見込まれる中、党の顔となった石破氏。
街の人からもさまざまな声が聞かれました。
街の人「期待するのは経済の安定。低いところで安定しているのでベースアップしてほしい」「一番信頼できるんじゃないですか。物事をはっきり言うし」「裏金問題などすべてを明らかにすればみんな納得する。その使い道をちゃんと表にすべてさらけ出してほしい」
石破新総裁は、来月1日の臨時国会で新しい総理大臣に選出される予定です。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。