母親の身体に噛みつくなどしてケガをさせたとして、息子が傷害の疑いで逮捕されました。母親は事件後に死亡していて、警察は事件との関連を捜査する方針です。
警察によりますと、逮捕されたのは、無職の髙橋明孝容疑者(71)で、26日午後1時から8時ごろの間に、松山市余戸中にある94歳の母親の家で、母親に噛みつくなどの暴行を加え、顔などにケガをさせた疑いが持たれています。
昨夜8時半ごろ「90代の女性が顔から出血し意識と呼吸がない」という消防からの連絡を受け駆け付けた警察が、現場にいた髙橋容疑者の身柄を確保し、その後傷害の疑いで逮捕しました。
一方、母親は搬送先の病院で死亡が確認されました。
近所の人によりますと、母親は3年ほど前から寝込んでいて、娘と暮らしていたとということです。
(髙橋容疑者の母親を知る人)
「びっくりした」
(Q.誰と過ごしていた?)
「娘さんは1時から出勤なので、そのころにお兄さん(髙橋容疑者)がバイクで来て8時頃まで面倒見てたみたい」
(Q.息子さんの印象は?)
「よく(お母さんを)見てあげているなと思う」
髙橋容疑者は容疑を認めているということで、警察が犯行の動機などを調べるとともに母親の遺体を司法解剖し、傷害致死や殺人の疑いも視野に、事件との関連を捜査する方針です。
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