上越市の林道でごみの不法投棄が相次いでいて地元の人たちが手を焼いています。回収しても、回収しても後を絶たない不法投棄。一体誰が捨てているのでしょうか?

現場となっているのは、上越市にある南葉山へと続く林道です。

取材班が車で通ってみると…入り口から数分の場所でした。
【記者リポート】「あ!あった!なんか白いのが…」

藪の中に何かを発見。
【記者リポート】「山の斜面のようになっているのですが、ドアのついた冷蔵庫のようなものが捨てられています。

さらにすぐそばにはガラスがついた窓みたいな大きなものが捨てられています」
斜面には家具や家電のほか、袋やペットボトルといった家庭ごみのようなものも。

辺りは車通りも少なく、人目につきにくい場所ですが一体誰が捨てたのでしょうか?
金谷地区 振興協議会の会長 髙橋敏光さんは、こうした不法投棄は「今に始まったことではない」と話します。
【金谷地区 振興協議会 髙橋敏光会長(84)】「古タイヤ、それからこの辺で使っている人がいるか分からないけど農機具の古くなったもの、自転車はもちろんだが、一番たまげたのは自動販売機。もうこれは業者の仕事だなと思って」

協議会では12年ほど前から地元の人や市の職員を中心に毎年ごみの回収作業を行っています。

何度回収しても繰り返し捨てられるごみ。多い年には2トンを超えることもあったということです。

【金谷地区 振興協議会 髙橋敏光会長】「本当にマナーの問題なのでね、そういうもの(不法投棄)で自然が破壊されるのは残念だと思う」

実はこの林道…
上っていくと、協議会が運営するキャンプ場へとつながっています。年間1万3000人ほどが訪れる地域の大切な観光資源で、今年の営業開始を2週間後に控えています。

【金谷地区 振興協議会 髙橋敏光会長】「これから若葉が綺麗な眺めになる。上ってきたとき途中で嫌なごみを目にすればせっかくの景色も台無しになる。そういうことなく気持ちよく来てもらいたい」

協議会では13日、ごみの回収作業を行う予定です。

※不法投棄は犯罪です。5年以下の懲役または1000万円以下の罰金が科せられます。

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