今年5月、東京・足立区で住宅などあわせて7棟が燃える火災がありました。その際、消火活動を迅速に行うため、地元の消防団が活用したのは「東京消防庁公式アプリ」でした。

きょう午前、足立区千住元町で今年5月に発生した火災の消火活動の様子が地元の消防団よって再現され、報道陣に公開されました。火災現場は狭い路地が多く、近くの消火栓を見つけづらい場所でした。

そこで消防団が活用したのが、東京消防庁の公式アプリです。アプリ内の地図は都内の消火栓の場所が網羅されているうえ、GPS機能で現在地も表示されるため、火災現場に近い消火栓を見つけやすいといいます。

東京消防庁によりますと、5月の火災でも、このアプリにより、迅速な消火活動を行うことができたということです。

消火活動にあたった地元の消防団員は…

千住消防団 第六分団 成田一司 分団長(65)
「(これまでは紙の)地図に示された防火水槽や消火栓を見ていたが、細かすぎて分からなかった。アプリは拡大して見られるので非常に捜しやすい」

東京消防庁は、「アプリのマップ機能は消火栓などの位置だけでなく、防火防災訓練がいつどこで行われているのか検索することができます。是非、東京消防庁公式アプリをダウンロードしていただき、いざという時に備えていただけたら」としています。

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