東京電力福島第一原発で24日、掘削作業の際に電源ケーブルを傷つけて停電が発生したトラブルで、作業員は地面の下の構造を詳しく把握していなかったとみられることがわかりました。

24日、福島第一原発では、停電が発生し、処理水の放出が6時間半にわたり、停止しました。このとき、原発構内では掘削作業が行われていて、深く掘り過ぎたことが原因で電源ケーブルを傷つけたとみられています。

東電によりますと、この場所はコンクリートの下にケーブルがある構造でしたが、作業員はコンクリートの下に砕石があると思い込み、掘り進めた結果、ケーブルに当たったとみられるということです。

これを受け東電は、同様の作業を行う際は、社員が立ち会うようにするなどの対策を取ることを決めました。

※画像は掘削作業を行う前の現場(提供・東京電力)

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