広島市の市街地で突然、大規模な陥没が起きました。浸水被害を防ぐための工事が原因とみられています。

被害は午前8時40分ごろ、広島市内の交差点付近で起きました。住民から「道路が陥没している」「隆起した道路に車がぶつかった」という110番通報が相次ぎました。

警察と消防などによりますと、道路の複数か所で隆起や陥没が起きていて、そばにあったアパートが傾いたということです。

広島市は、現場から半径50メートルの範囲を立ち入り禁止にしました。

現場付近の住民
「家が音が鳴っていた。ピキッ、ピキッと。『えっ』と思ってちょっと周りを見てみたら、どんどん道路が浮き上がってきた。至る所が浮き上がっとるから、もう恐ろしすぎて家を出た」

現場周辺の地下では、「シールドマシン」という掘削機を使った工事が行われています。広島市中心部での浸水被害を防ぐために、新たな下水管を設置するというものです。

広島市は会見で、今回の被害はこの工事が影響した可能性があり、地下水など何らかの水がトンネル内にあふれたと説明していて、原因をさらに詳しく調べるとしています。

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