気象庁によりますと、台風16号は午後3時、日本の南で熱帯低気圧に変わりました。

RSK山陽放送の佐藤気象予報士は、「熱帯低気圧に変わっても、この雨雲の影響で東日本の太平洋側では、週末にかけて大雨のおそれがある」と話しています。

また、気象庁は新たな熱帯低気圧がマリアナ諸島に発生したとしています。

熱帯低気圧は、きょう(26日)午後3時、マリアナ諸島を10 km/h (6 kt)で西に進んでいます。
中心気圧は1004 hPa、中心付近の最大風速は15 m/s (30 kt)、最大瞬間風速は 23 m/s (45 kt)です。

今後の予想進路は【画像①】の通りです。

【画像①】

新たな「台風のたまご」は今後どうなる?

気象庁によりますと、新たな熱帯低気圧は、

27日15時の予報
種別 台風
強さ -
存在地域 マリアナ諸島
進行方向、速さ 北西 15 km/h (9 kt)
中心気圧 1002 hPa
中心付近の最大風速 18 m/s (35 kt)
最大瞬間風速 25 m/s (50 kt)
予報円の半径 130 km (70 NM)

28日15時の予報
種別 台風
強さ -
存在地域 小笠原近海
進行方向、速さ 北西 20 km/h (10 kt)
中心気圧 1002 hPa
中心付近の最大風速 18 m/s (35 kt)
最大瞬間風速 25 m/s (50 kt)
予報円の半径 200 km (110 NM)

29日15時の予報
種別 熱帯低気圧
強さ -
存在地域 日本の南
進行方向、速さ 北西 20 km/h (11 kt)
中心気圧 1004 hPa
予報円の半径 260 km (140 NM)

の予想です。

東日本の太平洋側は大雨のおそれ

気象庁は、関東甲信地方では、27日未明から28日にかけて、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒を。また、落雷、竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意するよう呼び掛けています。

[気象概況]
27日朝に東海道沖で低気圧が発生し、夜には関東の沿岸に進むでしょう。また、28日は別の低気圧が、本州の南岸を北東へ進む見込みです。
これらの低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込む影響で、関東甲信地方では27日未明から28日にかけて、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。

[雨の予想]
関東甲信地方では、27日未明から28日にかけて、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨の降る所があるでしょう。雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨となる可能性があります。
27日に予想される1時間降水量は多い所で、
  関東地方北部 40ミリ
  関東地方南部 40ミリ
  甲信地方   30ミリ
  伊豆諸島   60ミリ
26日18時から27日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、
  関東地方南部 120ミリ
  伊豆諸島   200ミリ
その後、27日18時から28日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、
  関東地方北部 120ミリ
  関東地方南部 120ミリ
  甲信地方   100ミリ
  伊豆諸島   150ミリ

[防災事項]
関東甲信地方では、27日未明から28日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。
また、落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。

全国の今後の天気は?

【画像③~⑨】は、向こう16日間の全国各地の予報です。

【画像③】
【画像④】
【画像⑤】
【画像⑥】
【画像⑦】
【画像⑧】
【画像⑨】
【画像⑩】

今後の情報に注意してください。

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