松江市が導入を目指す宿泊税について、26日、上定昭仁市長が市議会に概要を説明しました。
11月の定例市議会に条例案を提案し、来年度後半の導入を目指す考えです。

市は、国際文化観光都市としての魅力を高める新たな財源として、1人1泊200円の宿泊税の新設を目指しています。

一定の宿泊額未満を除外する免税点を設けないとしていた市の当初案に対しては、島根県の丸山達也知事を含むパブリックコメントで修正を求める意見が強く、隠岐郡4町村からも要望があり、市の検討委員会は、8月、宿泊費5000円未満を免税とする追加報告を行い、この日の議会への説明となりました。

松江市・上定昭仁市長
「これまでなかなかブレークスルーできなかったところなどを押さえながら、今回慎重に議論を進めてきたつもり」「議員の皆様と有意義な意見交換ができた」

議員からは、「免税点があると宿泊業者の事務が煩雑になる」といった意見や、「再度パブリックコメントを行う必要はないか」などの質問がありました。

市は11月市議会に条例案を提案し、可決されれば周知期間などを経て来年12月以降の施行を目指します。
宿泊税導入による新たな税収は3億2600万円と見込まれています。

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