京都の「保津川下り」の船が転覆し船頭2人が死亡した事故で、国の運輸安全委員会は船頭が落水し、船が操舵できなくなったことなどが事故の原因だと結論づけました。

 去年3月、京都府亀岡市で「保津川下り」の船が転覆し船頭2人が死亡、乗客19人がけがをしました。国の運輸安全委員会は事故の原因について、最後尾にいた船頭の男性(当時36)が、かじの操作を誤って落水し、船が操舵不能になり岩場に衝突したことで転覆したと結論づけました。

 死亡した船頭の1人が救命胴衣を着用していなかったことなどもあげていて、運輸安全委員会は船内に落水防止の装置を設置することや、救命胴衣を全員着用することなど、10項目の再発防止策を示し、全国の川下り事業者へ周知を求めました。

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