SNSに表示された「動画を見ればお金を稼げる」などという広告をきっかけに、30代の男性がおよそ100万円をだまし取られたことが分かりました。

高知県警によりますと、8月29日、30代の男性がスマートフォンでTikTokを利用していたところ、「動画を見ればお金を稼げる」などという広告が表示されました。

広告をタップすると、LINEのアカウント登録画面に移行。登録すると「スマートフォンがあれば、家で作業可能」「指示するサイトの動画をスクリーンショットして報告すれば200円の報酬が得られる」などという副業の内容が伝えられたということです。

その後、『「Toome」というメッセージアプリが必要』と指示され、そのアプリでは「現金を振り込むと、高報酬が発生する」という高収入の副業プランを紹介されました。

現金を振り込むと、振込金額以上の報酬が口座に入金されたことから、男性が複数回にわたって、およそ100万円を振り込むと、「手続きにミスがあり、損失が発生した」「(手続きが)タイムオーバーにより、延滞金が発生した」などと、報酬が受けられなかったり損失費用や延滞金の支払いを求められたりしたということです。

現金を引き出そうとすると、「口座が凍結していて、解除には99万円必要」などと言われ、詐欺に気づいたということです。県警によると、メッセージアプリ「Toome」は、近年、副業詐欺で用いられることが多いアプリだといい、県警は、「SNSでの儲け話は詐欺と疑ってほしい」と注意を呼びかけています。

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