京都大学は筋ジストロフィー治療に関する新たな評価手法を確立したと発表しました。

 「デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)」は主に2歳~5歳までの男児が発症する病気で、遺伝子変異により筋繊維が壊れやすくなり歩行障害などを引き起こします。

 京都大学によりますと、DMDを発症した筋肉に筋肉のもととなる細胞を注入した際の変化を長期間継続的に取得できる手法を開発したということです。

 これにより注入した細胞が持久力のある筋肉に変化したことが判明したということです。

 (京都大学iPS細胞研究所・櫻井英俊准教授)「ADL(日常生活動作)を維持するのに重要な手の筋肉、あるいは生命保護に重要な呼吸の筋肉を細胞治療でまかなうということを展望として考えています」

 京都大学によりますと、この開発によりiPS細胞を活用した筋ジストロフィー治療の研究が大きく進む可能性があるということです。

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