リンゴを出荷する際、木箱が使われるのが一般的ですが、生産者の負担軽減につなげようと「折りたたみ式のコンテナ」が誕生し、青森県五所川原市で25日に体験会が開かれました。

折りたたみ式のコンテナの利用体験会は、農産物の生産や販売をする日本農業と会場となった五所川原農林高校の生物生産の生徒13人が参加しました。

折りたたみ式のコンテナは縦64cm、横32cm、高さ8cmで重さは約18kg。従来の木箱やコンテナに比べ、約3kgほど軽くなり、作業の軽減化につながると期待されています。

コンテナを利用体験した生徒は
「組み立ても簡単で、軽くなっているので持ち運びも楽だったので、良いものだと思った」
「労働的な負荷を感じている人はこうゆうのを取り入れたら効率的にできると思います」

また、このコンテナは折りたたむと厚さが8cmほどとなり、保管スペースの確保やトラックに積載する量が増加することで燃料費の削減などのメリットがあります。

日本農業・流通事業部 菅原大祐さん
「農家はきつい・しんどいイメージがあるが、そこの負荷軽減は必須かなと思っているので、そこに向けての秘策と思っている。大規模化のキーワードと相性が良い大規模化をしたい農家には採用してほしい」

日本農業によりますと、契約する生産者の8割が「折りたたみコンテナ」に移行しているということです。

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