海底から「元寇の船」が発見された長崎県松浦市は、遺物の保存を進めるため引き揚げた木材の処理に使う糖類=トレハロースを製造するバイオ関連企業と包括連携協定を結びました。

松浦市鷹島では、25日友田吉泰市長とバイオ関連企業ナガセヴィータの安場直樹社長が文化財の保存修復事業などに関する包括連携協定書に署名しました。

長く海に沈んでいた木材を引き揚げて保存する際には変形を防ぐために水分を置き換えることが必要で、ナガセヴィータが製造する糖類=トレハロースを使うと比較的安く短時間で処理できるとされています。

包括連携協定ではトレハロースの提供などが行なわれることになっていて、松浦市は「将来的に目指す元寇の船の引き揚げにも役立つ」と期待しています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。