25日正午に発生が確認された「台風16号(シマロン)」。気象庁の最新情報によりますと、台風は、25日午後6時現在、「日本の南」四国地方の南側におり、西南西方向にゆっくりとした時速10キロの速さで北上を続けている。中心の気圧は1002ヘクトパスカルで、中心付近の最大風速は秒速18m。最大瞬間風速は秒速25mだ。

その後も台風は、ゆっくりと日本方面に向けて北上を続けるとみられています。今後の進路や勢力は一体どうなるのでしょうか?

25日午後0時(正午)現在の「気象衛星ひまわり」の画像(トゥルーカラー)
25日午後0時(正午)現在の「気象衛星ひまわり」の画像(トゥルーカラー)
25日午後5時現在の「気象衛星ひまわり」の画像(トゥルーカラー)
25日午後0時(正午)現在の「気象衛星ひまわり」の画像
25日午後8時30分現在の「気象衛星ひまわり」の画像

以下、気象庁が発表する「台風16号(シマロン)」の最新の実況と予想の詳細となります。
(◎のマークのある予報が最も勢力が発達している日時の予報となります。)

「台風第16号(シマロン)」の実況と予報
(気象庁・25日午後9時45分発表)

25日午後0時(正午)現在の「気象衛星ひまわり」の画像(トゥルーカラー)
25日午後5時現在の「気象衛星ひまわり」の画像(トゥルーカラー)

・25日午後9時の実況によりますと…
「台風16号(シマロン)」は、北緯27度50分、東経133度20分を中心に『日本の南』で西南西方向に時速15kmの速さで進んでいるとみられています。中心の気圧は1002ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルとなっています。台風の北東側330kmと南西側280kmが秒速15m以上の強風域となっています。

・26日午前9時の予報によりますと…
「台風16号」は、北緯28度20分、東経132度40分を中心に『日本の南』で北西方向にゆっくりとした速さで進んでいるとみられています。中心の気圧は1002ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルとなっています。予報円の半径は65kmです。

・26日午後9時の予報によりますと…
「台風16号」は、北緯28度35分、東経132度20分を中心に『日本の南』でほとんど停滞しているとみられています。中心の気圧は1002ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルとなっています。予報円の半は95kmです。

・27日午後9時の予報によりますと…
「台風16号」は「熱帯低気圧」に変わり、北緯31度05分、東経134度40分を中心に『日本の南』で北東方向に時速15kmの速さで進むとみられています。中心の気圧は1004ヘクトパスカルで予報円の半径は185kmです。

台風16号の後ろ側に発生予想の「熱帯低気圧」は“台風のたまご”?

台風16号は、日本に上陸する前に南の海上で「熱帯低気圧」に変わる見込みですが、その後ろ側に今後発生が予想されている熱帯低気圧は、“台風のたまご”の可能性があり今後の動きに注意が必要です。

アメリカ海洋大気庁(NOAA)の発表する気象予報モデルGFSモデルを確認すると、この「熱帯低気圧」は日ごとに発達するとみられています。

また、気象庁が発表する北西太平洋の日別海面水温を見ると、24日現在、日本周辺の海面水温は平年よりも1~4℃ほど高い状態で、この「熱帯低気圧」の発生する海域の海面水温は30℃前後あるため発達する可能性があります。

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