この秋にも予想される衆議院選挙で共産党は山梨2区に大久保令子さんを擁立することを決めました。

ここ数年の国政選挙で見られた立憲民主党との選挙協力は今回は「ない」としています。

衆院山梨2区に立候補予定 共産党 大久保令子さん:
「やはり自民党の今の政治そのものを変えていく。中身を変えていく事が必要」

共産党が次の衆院選挙の山梨2区へ擁立するのは党の地区委員長 大久保令子さん(74)です。

大久保さんは過去に2度、山梨2区から衆院選に立候補し、消費税の減税などを訴えながら自民党との対決姿勢を鮮明にしていく方針です。

衆院山梨2区に立候補予定 共産党 大久保令子さん:
「使うべき税金をちゃんと使うべき方向に使うということ。どんどん国民の負担を増やしていく こういう政治を元から変えていくために日本共産党が大きく躍進するしかない」

共産党は2016年の参院選以降、県内の国政選挙で立憲民主党などと協力することもあり、前回2021年の衆院選では山梨1区は「共闘に配慮する」として候補擁立を見送っていましたが…

共産党山梨県委員会 花田仁委員長:
「共闘の余地はない。山梨では1区、2区とも擁立をする」

安保法制廃止に対する考え方の違いや、県レベルの話し合いで立憲民主党サイドから共闘に否定的な意見が出されていたことなどから今回の選挙での協力を強く否定しました。

共産党山梨県委員会 花田仁委員長:
「始まる前からあんなにはっきり(共産党との協力を)やらないなんてことなかった。なんで共産党の方から(協力を)言う必要があるんです?」

共産党は近く山梨1区の立候補者も発表します。

なお、次の衆院選の山梨1区にはいずれも現職で自民党の中谷真一さん、立憲民主党の中島克仁さん、2区には現職の堀内詔子さんが立候補する予定です。

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