ピンク色の駅舎で知られる、鳥取県智頭町にある「恋山形駅」について、人気ラッパーの呂布カルマさんがSNSに投稿した感想が、いわゆる「炎上」し、物議をかもしています。
当の鉄道会社はどのように受け止めたのでしょうか?
25万人以上のXフォロワーがいる人気ラッパー・呂布カルマさんが22日、自身のXに、写真とともに投稿したコメントが…
「何だこの駅...気持ちわりぃ...」
写真がアップされたこの「駅」とは、鳥取県智頭町にあるピンク色の駅舎で有名な、「恋山形駅」です。
呂布カルマさんの投稿に対し、SNS上では賛否の声が多く沸き起こりました。
「人の好きなものを気持ち悪いで片づけるなんて…」
「ラッパーってとりあえず尖っていたら良い世界なんか」
「どんな形であれ智頭急行にスポットがあたるのは嬉しい」
投稿には5600万以上のインプレッション、そして2200件以上のコメントが…。いわゆる「炎上」した状態です。
「恋山形駅」は智頭急行が地域活性化につなげようと、2013年6月に全面ピンク色にリニューアル。
10周年を機に、去年塗装し直し、ハート型の駅名標のデザインも一新しました。
全国に4つしかない「恋」がつく駅で、「恋がかなう駅」として注目を集めています。リニューアルの式典あいさつでは、鳥取県知事も…
鳥取県 平井伸治 知事
「智頭のここは、大内(おおち)という集落になるわけであります。だから恋におおちる(落ちる)わけであります」
今回の炎上騒ぎ、駅を管理する「智頭急行」はどうとらえているのでしょうか。
智頭急行 坂本克之 総務部長
「人の口に戸は立てられない、と昔から言いますし、言われるのは構わない、構わないっていうのも変ですけど、そこはまあ特にこちらから申し上げるということはないですね」
思いがけないところで注目を浴びることになった恋山形駅ですが、智頭急行側には、こんな思いも。
智頭急行 坂本克之 総務部長
「これまで鉄道好きのファンの皆様、地元の皆様はよく恋山形駅を知って頂いているんですけども、今回のXを見ていても、ご存じなかった方もいらっしゃったので、是非、知って頂いたこのきっかけを大事にしていただいて、恋山形駅、ひいては鳥取県に遊びに来ていただければと思います。よろしくお願いします」
炎上をきっかけにして、鳥取県観光や鉄道の利用促進に結び付けられればと、前向きにとらえる智頭急行でした。
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