列車の輪軸組み立て作業での不正が最初に発覚したJR貨物に対し、国土交通省は25日、鉄道事業法に基づき、東京都渋谷区の本社への立ち入り検査をした。不正の現場とされる同社の車両所には既に立ち入っており、本社を調べることで問題の背景解明を目指す。  JR貨物は10日、輪西(北海道室蘭市)、川崎(川崎市)、広島(広島市)の各車両所で、輪軸組み立て時に基準値を超える圧力をかけたのに、データを改ざんするなど不正があったと発表。20日には、不正な輪軸が計1155本に上ることなどを国交省に報告した。


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