東京新聞は25日、創刊140周年を迎えた。1カ月にわたり本社(千代田区内幸町)で開催してきた感謝イベント「まるっと東京新聞―読者の皆さんありがとう」はこの日、最後のプログラムを終えた。

「東京チェンソーズ」の青木亮輔代表(左)からアドバイスを受けながらヒノキを使ったスプーンを作る参加者たち

 最後の感謝イベントは、東京都檜原村の林業会社「東京チェンソーズ」社長の青木亮輔さんと一緒に村のヒノキを使ったスプーンづくりをしながら、森と街の共生について考えるワークショップ。35人が参加した。文京区の三浦裕江(たかえ)さん(71)は「大切な森林を若い元気な人が担ってくれることを応援したい」と話した。  会場で創刊140周年にあたりあいさつした大場司東京新聞代表は「読者の皆さまに支えられた140年だ」と謝意を伝えた上で、東京チェンソーズのチラシに描かれた年輪の絵を掲げ、「年輪が増えていくように読者との関係を築き、森のように大きく育てて世界を変えていきたい」と話した。

環境ワークショップで林業について話す「東京チェンソーズ」の青木亮輔代表

 感謝イベントの期間中、東京新聞記者が取材への思いを素顔で語る「記者サロン」や、足活・脳活・ダンスを体験する「まるっと元気プロジェクト体験会」、専門記者の講演会など20以上のプログラムや展示を開催。連日多くの読者らが参加し、記念キャラクター「むぎゅ」の巨大な垂れ幕の下で記念撮影するなど楽しむ姿が見られた。巨大「むぎゅ」の掲示は1階ロビーで継続する。

創刊140周年の感謝月間後も引き続き提示されることが決まった「むぎゅ」の垂れ幕



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