広島電鉄と広島県警は、駅の利用者や駅員の安全を確保するため不審者などへの対応訓練を行いました。

広島電鉄西広島駅での訓練に参加したのは、広島電鉄の職員や広島県警の鉄道警察隊の隊員などおよそ20人です。

今回の訓練では、電車内での痴漢や、酒に酔った乗客が電車内で暴れたときを想定。

不審者への対策強化を目的に駅員の役割分担や警察への通報の手順、利用者の避難誘導の流れなどを確認しました。

広島西警察署 藤野 顕史 地域交通官
「広島電鉄の担当者との連携や動き、配置、また犯人や被害者、目撃者の受け渡しなど非常に参考になる点が多く、勉強になった。」

広島電鉄 営業課 西広島担当 三宅 紀正 課長
「運転士から運転指令へ連絡を取って、さらに警察へ要請する流れはできているので安心して(乗務員に)声かけしていただければと思う。」

広島西警察署によりますと、西区の公共交通機関での痴漢の被害は、ことしに入ってから8月末までに、把握しているだけで14件発生しているということです。

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