陸上自衛隊化学学校(さいたま市)が、化学兵器禁止機関(本部オランダ)の指定ラボとして認証され、25日に同学校で記念行事が開催された。今後必要な手続きを経て、世界各地の紛争やテロで化学兵器が使われた際に、水や土壌、金属片などのサンプルを分析する拠点の一つとなる。  陸自によると、指定ラボは米中韓や欧州各国、ロシアなどにあるが、日本国内では初めて。各指定ラボの蓄積データを共有することで、化学兵器への対処能力向上が期待されるとしている。  化学学校は6年ほど前から認証に向けた分析試験を受けていた。昨年までに3回続けて高評価を獲得したことなどで基準を満たし、今年8月に認証したと伝達があった。


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