JR四国は、列車の車輪の組み立て作業にかかる圧力の数値が目安からはずれていた車両が96両あったと発表しました。

データの改ざんはなかったとしています。この問題は、JR貨物による作業記録の改ざんを受け、国土交通省が緊急点検を指示していたものです。

JR四国によりますと、所有する409両のうち90両で、車輪に軸をはめこむときにかかる圧力の数値が社内の目安を上回っていたことがわかりました。安全性に問題はないということです。また目安を下回っていたのが6両あり、これについては使用を一旦停止しましたが、安全を確認したうえで現在は使用を再開しています。

(JR四国 四之宮和幸社長)
「安全を守る技術を確実に継承していくためにも、取り扱いを明確にし今後も安全な車両の提供に努めてまいります」

JR四国は、目安をはずれた場合の取り扱いが明確でなかったとして改善点を社内に周知したということです。

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