福島第一原発の燃料デブリの取り出しが中断している問題で、東京電力は取り出し装置を格納容器の外に戻す作業を続けていますが、作業は9月末までかかる見通しです。

福島第一原発2号機では、10日から溶け落ちた核燃料=燃料デブリの試験的な取り出しに着手していました。ところが、17日に装置の先端につけたカメラに不具合があり、作業が中断しています。

東京電力は、23日から格納容器の中に入っていた取り出し装置を外へ出す作業を開始し、23日時点で装置は90センチほど戻されました。

東電によりますと、装置を戻す作業は4日から5日ほどかかるということで、9月末までかかる見通しです。これにより、取り出し作業が9月中に再開されるかは、不透明な状況となりました。

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