北海道知床の観光船沈没事故で、一管本部は逮捕された運航会社社長が「天候が悪化するおそれがあることを認識しながら出航判断をした」とみて捜査を進めています。
捜査関係者によりますと、桂田精一容疑者はこれまでの一管本部の調べに「波浪と強風の注意報が出されていたのは、出航前にわかっていたが、以前から注意報なら船を出していた」。
「当日は、豊田船長と海が荒れたら引き返す条件付き運航で出航し、船長の判断で戻って来ると思っていた」という趣旨の供述をしていることがわかりました。
知床遊覧船の安全管理規程では、出航当時の天候条件では「出航中止」と定めていて、一管本部は、桂田容疑者が運航管理者としての義務に違反し、船を出航させたとみて捜査を進めています。
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