きょう午前8時すぎに鳥島近海で発生した地震に伴い、伊豆諸島で相次いで津波が観測されました。伊豆諸島と小笠原諸島に出されていた津波注意報は、先ほどすべて解除されました。

午前8時14分頃、鳥島近海で震源の深さおよそ10キロ、マグニチュードは速報値で5.9の地震が発生し、気象庁は伊豆諸島と小笠原諸島に津波注意報を発表しました。

これまでに八丈島八重根で50センチ、神津島で20センチ、三宅島の阿古と坪田などで10センチの津波を観測したということです。

津波注意報は午前11時すぎにすべて解除されましたが、気象庁は千葉県から沖縄県の沿岸では若干の海面変動が今後、半日程度は続くとして、海に入っての作業などには十分に注意するよう呼びかけています。

三宅島の漁師の男性
「船で漁の準備などの作業をしていたところに防災無線で津波注意報が発令されたと放送が。家に帰ってより詳しい情報を見ようと、家に帰りました。(津波は)特に目で見てわかるような感じではなかったです」

八丈ビューホテル 宮代昌秀支配人
「町の方からの呼びかけがありまして、海岸線には近づかないようにと。即座に周辺にいるお客様、これからお出かけされようとしているお客様に早速お声がけしてまして」

東海汽船によりますと、地震直後に大島へ向け東京・竹芝を出発した高速ジェット船が津波注意報の発表を受けて引き返し、この便を含む4便が欠航となりました。

東京都によりますと、これまでに被害は確認されていません。

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