大雨で道路が寸断されるなどして孤立した集落では、救急隊や被災した住民のカメラが当時の状況を捉えていました。

これまでに3人の死亡が確認されている石川県輪島市町野町。「もとやスーパー」が撮影した映像には、町内を流れる鈴屋川の濁流が音を立てながら町を飲み込んでいく様子が映っていました。

もとやスーパー(石川県輪島市)

本谷一知 社長「もう、津波ってこんなのなんやろなって。(移動販売車は)7台あったのが全部流されて6台だけ確認できたけど、あと1台、川に流されたのか、見当たらない」

こちらの「もとやスーパー」は元日から毎日営業を続けていたこの地域で唯一のスーパーマーケットです。しかし、今回の被害を受けて社長にも迷いが。

もとやスーパーの店内(輪島市町野町)

本谷一知 社長「正直、地震から9か月経って『これから売り場を広げよう』と、『チラシをうって』と思ってた時。でも、これはちょっと、この場所では商売無理かなと思っています」

また、警察庁が23日に公開した映像では、土砂崩れなどで孤立した集落から大人3人を救助する様子がとらえられています。いずれも命に別状はないということです。

救助活動

一方、町野町ではこれまでに3人の死亡が確認されていて、いまだ被害の全容は明らかになっていません。

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