福島第一原発の燃料デブリの取り出しが中断している問題で、東京電力は23日から、取り出し装置を格納容器の外に戻す作業を始めました。
福島第一原発2号機では9月10日から溶け落ちた核燃料=燃料デブリの試験的な取り出しに着手していました。ところが、17日に装置の先端につけたカメラに不具合があり、作業が中断しています。
これを受けて、東京電力はカメラを調査するため、23日午前7時半前から格納容器の中に入っていた取り出し装置を外へ戻す作業を始めました。作業は午前9時半すぎまで続けられ、90センチほど戻したところで終えたということです。
作業は24日以降も続き、完全に戻すまでには数日かかる見通しです。
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