バスケットボールBリーグはいよいよ10月に開幕を迎え、信州ブレイブウォリアーズは5季ぶりにB2リーグで戦います。
1年でB1に復帰するという強い決意のもと、大型の補強も行った新チームを取材しました。
長野市で9月1日に行われた、信州ブレイブウォリアーズの新体制発表会。
会場には1000人を越えるブースターが集まりました。
勝久マイケルヘッドコーチ:
「優勝して1年でB1に戻ることを目標にやっていきます」
昨シーズンまでの4シーズンをB1で戦ったウォリアーズ。
2022ー23シーズンは10位と躍進しましたが、ホーキンソン選手など主力の移籍や相次ぐけが人の影響で、昨シーズンは10勝50敗と低迷。
24チーム中23位の成績で、B2に降格しました。
勝久マイケルHC:
「今までで一番つらかったシーズンですね。個人的にも自分のバスケット人生でも一番いろいろ大変で」
2018年から指揮を執る勝久(かつひさ)マイケルヘッドコーチ。
2チームが昇格できるB1への1年での復帰を目標に掲げます。
勝久マイケルHC:
「すぐにでももう1回B1に戻って日本一を目指したい」
「去年から残っているメンバーは去年の悔しさをバネにモチベーションに使っていると思いますし」
石川海斗選手:
「降格してしまったというのは悔しいシーズンではあったし、責任感というのは僕自身誰よりも持っているとは思っています」
チームの中心で司令塔の石川海斗(いしかわ・かいと)選手は、降格の悔しさを知る1人。
リベンジを誓います。
石川選手:
「1日1日の練習を大切にして、チーム一丸になって戦っていければいいなと思っています」
鍵を握るのは残留した選手と、新加入の選手の融合。
スター選手など5人の新たな顔ぶれがどうチームにマッチするかです。
まずはB1で2季連続得点王を獲得したペリン・ビュフォード選手。
さらに、日本代表の経験もあるベテランのアキ・チェンバース選手。
そして、パリオリンピックの日本代表、渡邉飛勇(わたなべ・ひゅう)選手です。
勝久マイケルHC:
「本当にいいメンバーがそろったので、可能性はすごく秘めているメンバーとチームだと思います」
ヘッドコーチが大きな期待をかける1人、渡邉飛勇選手はパリオリンピック™でも大活躍。
2メートル7センチの高さと、持ち前の体の強さでゴール下での存在感を放ちました。
渡邉選手:
「オリンピックの経験は僕の自信が上がりました」
合流して1か月ほどで、すでにチームに溶け込んでいるようです。
渡邉選手:
「すごく(雰囲気は)いいと思います。みんな毎日練習がんばっていて、そしてみんな頭がいい選手だから超楽しい超楽しい」
「まずB1に戻りたい。B1の経験は本当に大事だと思っていて、毎日成長してB1戻りましょう」
チームが常に心掛けていることがあります。
勝久マイケルHC:
「一から日々成長という目標を達成するために」
石川選手:
「日々成長というところをしていければ」
「日々成長」。
戦うカテゴリーもメンバーも変わった中、シーズンを通して毎日のプロセスを意識するといいます。
勝久マイケルHC:
「結局はハードワークしてプロセスを大事にして毎日成長するかどうかによって一番大事な時に一番強いチームでいれるかが決まるので」
14日、開幕前最後となるプレシーズンマッチが千曲市で行われました。
相手は韓国リーグで3度の優勝を誇る強豪チーム。
「日々成長」というキーワードの元、積み上げてきた、ひとつひとつの連携を確認していきます。
試合は終始ウォリアーズのペース。
石川選手が連続で3ポイントシュートを決めると、新加入の選手たちも躍動します。
点取り屋のビュフォード選手は個人技を披露。
渡邉選手もオリンピックを彷彿とさせるブロック。
攻守ともに活躍を見せます。
1年での復帰を信じて駆け付けた2800人余りのブースターも大いに盛り上がりました。
試合は91対75でウォリアーズが快勝。
開幕に向けて弾みをつけました。
ブースターは:
「新加入の選手たちみんなすごかったから絶対B2優勝できるなと思いました」
ブースターは:
「レッツゴーウォリアーズ!」
悔しさをバネに戦うヘッドコーチと選手、そこに加わった強力な新戦力。
「日々成長」を遂げていく新生ウォリアーズの進化に期待です。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。