宮城県大郷町の農地にサッカー場などを整備するスポーツパーク構想について、町の負担額を明確にするための設計費用5400万円の予算案が20日の議会で可決されました。

大郷町議会では、スマートスポーツパーク構想について設計費用5400万円の予算案が追加提出されました。この予算案は、町の負担額を明確にするため地質調査や測量などを行うための費用です。

これまで議会では、関連予算案が2度否決され、住民投票の条例案も否決されていますが、20日の審議では、「町の負担額が明確になれば今後の判断材料になる」といった意見が上がり、採決の結果、5400万円の予算案は可決されました。賛成6反対は5でした。

田中學大郷町長:
「町の目的がさらに精度が高くなるよう、良いものができるよう、執行者としても期待する構想は、大郷町内の農地19ヘクタールにサッカー場12面や宿泊施設を整備するものです」

設計費用5400万円は、企業版ふるさと納税の寄附金を活用して支出し今後、業者を選定するということです。

また、大郷町は中学生以上の町民を対象としたアンケートを実施することを決め10月1日から順次発送を始めるということです。一歩踏み出した格好ですが今回の可決は、構想そのものに賛同が得られたわけではなく、実現できるかどうかは依然として不透明です。

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