鹿児島市の自動車教習所で19日、高齢者を対象にした講習がありました。まず動かしたのは車…ではなく、体です。

ハンドルを操作する動きに…指さし確認、ブレーキも。

鹿児島市の自動車教習所で行われたのは、おなじみの「おはら節」と運転に必要な動作を組み合わせた「安全運転体操」です。今年4月、高齢ドライバーの交通事故を防ごうと、県警と鹿屋体育大学が共同で考案しました。

19日は運転免許の更新を控えた74歳から84歳が参加し、体を動かしました。

体操の合間には、こんな質問も…。
「きょうは何月何日?」「9月19日」

体を動かしながら質問に答えることで、運転に必要な複数の情報を同時に処理する力を養います。

(74歳・運転歴50年以上)「(車が無いと)不便なところに住んでいるので、あと3年は乗って返納する」

(81歳・運転歴60年以上)「事故の可能性を考えると早く返納したほうが良いが、難しい。スピードを出さず安全運転を心がける」

(県警交通企画課 高良幸男課長補佐)「安全運転寿命を伸ばし、安全運転に努めていただければ」

安全運転体操の動画は、県警ホームページなどから見ることができます。

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