4つの県の山あいの住宅で相次いだ強盗事件で、警察は5月の長野県松本市の事件について、すでに逮捕・起訴されているベトナム国籍の男2人を再逮捕しました。

強盗傷害と住居侵入の疑いで再逮捕されたのは、いずれもベトナム国籍で群馬県藤岡市の無職・ホアン・フー・ホア容疑者26歳と住居不定・無職のマイ・ヴァン・シー容疑者23歳です。

2人は5月6日の未明、松本市保福寺町(ほふくじまち)の住宅に侵入し、住人の50代の男性に刃物を突きつけて金を要求。

ネクタイと粘着テープで手足を縛ったうえ、殴るなどしてけがをさせ、現金およそ13万8000円を奪った疑いがもたれています。

警察の調べに対し、2人は黙秘しているということです。同じような事件は4月から5月にかけ、関東周辺の4つの県で相次いで発生。

いずれも山あいの住宅を狙い、住人の体を縛るなどの共通点があり、2人はすでに、栃木県内の事件で逮捕・起訴されていました。

警察が松本の事件との関連を調べる中で焦点を当てたのは、防犯カメラの映像と現場に残された「足跡」です。

捜査関係者によりますと、押収した車に似た車両が、事件当日、松本市内の防犯カメラに映っていて、群馬方面に移動していたことが判明。また、現場からは他の県の現場に残されていたものと同じ種類の足跡が見つかっていました。

一方、現場の周辺では当時、2軒の空き家が荒らされていたということで、警察は2人が関与しているかどうかも含め調べを進めています。

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