来月10月は「食品ロス削減月間」です。「食品ロス」を減らすための理解を深めてもらおうと、消費期限が迫った食品を子どもたちがホテルのシェフと協力してアレンジグルメに挑戦しました。

「お料理のお手伝いまたしてくれる?」
「たまにね」
「たまにでも手伝ってくれたら嬉しいな」

岡山市内のホテルで開かれた料理教室。使われている食材は、なんと、備蓄米といった保存食、さらには子ども食堂などに食材を提供するフードバンクに寄付された食品です。いずれも消費期限が間近に迫っているものです。

食べることができるにも関わらず廃棄される食品、いわゆる「食品ロス」は、毎日、国民1人あたりおにぎり1個分。

今回のイベントは食品ロスの削減につながればと、岡山市ひとり親家庭福祉会や岡山市などが企画したものです。

(参加者)
「提供してくださる方の気持ちもうれしいですし、こちらいただく方もすごく助かるので本当に感謝です」

今回のイベントの目的には「家族団らん」もありました。参加者は、日ごろ忙しくゆっくり家族で食事をとる時間の少ないひとり親家庭の親子です。ホテルの料理長が考えた時短でできる生春巻きを、親子で作りみんなで楽しく試食しました。

(参加者)
「おいしい」
「巻くのが楽しかった」
「なかなか料理を一緒に作る時間がないので、ゆっくりこうやって料理する時間ができて嬉しいです」
「楽しいね」
「楽しいです」

(榎崎朱子記者)
「続いては、食品ロス削減を呼びかけるPOP作りにチャレンジです。みんなどんな言葉で食品ロス削減を呼びかけるのでしょうか」

作っているのは国が推奨する行動「てまえどり」を呼びかけるPOPです。「てまえどり」とは、すぐ食べる食品を購入するときには、前に並んでいる消費期限が近づいた商品を積極的に選ぶことを言います。
期限が過ぎて廃棄される食品ロス削減につながります。

(岡山市資源循環推進室・吉田章裕室長)
「一人一人の行動ですね。まだ食べられるものだけを買うとか、食べ残しをしないとか、日常の中でも食品ロスが減っていきますので、いろんなご家庭の中で工夫していただけたらなと思っております」

作成したPOPは「食品ロス削減月間」の来月、岡山市内にあるコンビニエンスストアの食品コーナーで実際に掲示される予定です。

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