走行中に連結が外れ緊急停車した東北新幹線上りのはやぶさ6号(左)とこまち6号の連結部分=19日午前、宮城県大崎市(共同通信社ヘリから)

 東北新幹線上りの東京行き「はやぶさ・こまち6号」が走行中に連結が外れ緊急停車したトラブルで、JR東日本は19日、車両を仙台駅近くの車両基地へ運び、本格的な原因調査を始めた。東北新幹線は東京―新青森間の上下線で運転を見合わせたが、発生から約5時間後の午後1時10分ごろ、全線で運転を再開した。東北・山形・秋田新幹線の上下計72本が運休するなど、約4万5千人に影響した。  JR東によると、盛岡発はやぶさ6号(10両編成)の後方に、秋田発こまち6号(7両編成)を連結していた部分が外れた。異なる編成の新幹線同士を連結して運行しているのはJR東日本だけで、走行中に外れたのは初めてとしている。  午前8時10分ごろ、古川(宮城県大崎市)―仙台間の古川駅から約6キロ地点の高架上で緊急停車した。車両の脱線はなく、約320人の乗客にけが人や体調不良になった人はいなかった。現場では、はやぶさから約300メートル離れた場所にこまちが停車していた。  JR東はそれぞれの新幹線を、速度を落として仙台駅まで移動した。


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