9月21日から秋の全国交通安全運動が始まるのを前に、18日、福島駅前でひと足早く出動式が行われました。

秋の全国交通安全運動は、反射材を身につけることや、自転車のヘルメット着用の徹底などを重点項目に、21日から30日まで行われます。これに先立ち、18日、福島駅前で出動式が行われ、内堀知事や警察官など、およそ100人が参加しました。

福島県警・森末治本部長「日没時間の早まるこれからの時期は交通事故が増加する傾向にあるため、重大交通事故の発生が懸念されます」

式では、県警の森末治本部長がこのように注意を呼びかけました。このほか、市内の小学生によるマーチングバンドの演奏が披露され「自転車に乗るときは必ずヘルメットを被ります」などと、交通安全を誓いました。

自転車用ヘルメット 県内着用率は18.2%

自転車用のヘルメットは、去年4月から着用が努力義務となり、今年7月のデータでは、県内の着用率は18.2%でした。まだまだ高いとは言えませんが、去年よりも14ポイント近く増えました。全国平均の17%を上回り、順位も43位から14位に上昇しました。

地域別でみると、いわき市が最も高く50%で、警察は、ヘルメットの着用を校則にした高校が増えたことが要因と分析しています。一方で、福島市、郡山市、会津若松市では、いずれも10%を下回っていて、県内全体で見れば、増加傾向にあるものの、地域によってばらつきが大きいこともわかります。

努力義務ではあるものの、何よりも命を守るヘルメットですから、かぶるようにしてください。

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