台風15号が発生しました。気象庁によりますと19日午前9時、南シナ海の北西部、トンキン湾で熱帯低気圧が発達、台風15号(名称:ソーリック)になりました。台風は1時間におよそ30キロの速さで西へ進んでいます。中心の気圧は992ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルで中心から半径110キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。

台風の中心は12時間後の19日午後9時にはトンキン湾の半径55キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は992ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルが予想されます。

名称「ソーリック」はミクロネシアが用意

日本気象協会tenki.jpによりますと、「ソーリックは」ミクロネシアが用意した名前で「伝統的な部族長の称号」の意味です。台風の名前は、「台風委員会」(日本含む14カ国等が加盟)で各加盟国などの提案した名前が、あらかじめ140用意されていて、発生順につけられます。準備された140を繰り返して使用(140番目の次は1番目に戻る)されます。

台風15号は20日にも熱帯低気圧に…

気象庁が19日午前10時半に発表した台風15号に関する詳しい進路予測を見ていきます。

気象庁 台風15号進路予測(19日午前9時)

▼24時間後の20日午前9時にはベトナムの半径95キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は992ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルが予想されます。
台風はこの後、熱帯低気圧に変わる見込みです。

▼48時間後の21日午前9時にはラオスの半径210キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は1004ヘクトパスカルが予想されます。台風や熱帯低気圧の中心が予報円に入る確率は70%です。

【拡大図】気象庁 台風15号進路予測(19日午前9時)

台風14号 あすにも華中で熱帯低気圧に…

台風14号は19日、久米島の北にあって1時間におよそ40キロの速さで北西へ進んでいます。風速は台風の中心よりも北東側の領域で最大となっています。

気象庁 台風14号進路予測(19日午前6時)

▼19日午前6時には久米島の北約150キロにあって1時間におよそ40キロの速さで北西へ進んでいます。中心の気圧は998ヘクトパスカル、最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルで中心の北東側600キロ以内と南西側330キロ以内では、風速15メートル以上の強い風が吹いています。

▼12時間後の19日午後6時には東シナ海の半径85キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は998ヘクトパスカル、最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルが予想されます。 台風はこの後、熱帯低気圧に変わる見込みです。

▼24時間後の20日午前6時には華中の半径120キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は1002ヘクトパスカルが予想されます。台風や熱帯低気圧の中心が予報円に入る確率は70%です。

気象庁 台風14号進路予測(19日午前6時)
【拡大図】気象庁 台風14号進路予測(19日午前6時)

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