長野県松本市など関東周辺の山あいの住宅で相次いだ強盗事件について、警察はすでに栃木県内の事件で逮捕・起訴されている、ベトナム国籍の男2人を松本市の事件にも関与したとして19日、再逮捕しました。
強盗傷害と住居侵入の疑いで再逮捕されたのは、ホアン・フー・ホア容疑者26歳とマイ・ヴァン・シー容疑者23歳のいずれもベトナム国籍で群馬県に住む男2人です。
2人は5月6日の未明、松本市保福寺の山あいの住宅に押し入り、この家に住む男性に刃物を突きつけ、手足を縛るなどして金を要求。
男性にけがをさせたうえ、現金十数万円などを奪った疑いがもたれています。
同様の事件は4月から5月にかけ、栃木・長野・群馬・福島の4県で相次いで発生していて、2人はこのうち、栃木県日光市の住宅に押し入り、住民の男性から現金やキャッシュカードを奪った罪などで、逮捕・起訴されていました。
捜査関係者によりますと、事件当日、松本市内の防犯カメラには、2人から押収した車とよく似た車が写っていて、更に現場には他県の現場に残された足跡と同じ種類の足跡が検出されていて、警察が関与を捜査していました。
一方、ホアン容疑者は8月、栃木県内の警察署の留置施設で、天井に穴をあけ逃走しようとした疑いで逮捕されていて、ホアン容疑者が逮捕されるのは今回で6回目、マイ容疑者は5回目です。
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